01
任意売却の手続き・流れを解説
任意売却は、住宅ローンなどの借入金の返済が不可能となった場合に、ローンの残っている住宅を売却することで返済することとなります。ここでいう住宅の売却を任意売却と言います。任意売却は市場価格に近い価格で売却することができる点で競売よりも利点があります。
任意売却は、返済が滞った場合に金融機関などの債権者から届く督促状に端を発して任意売却への検討が始まることが多いです。具体的には半年程度、債務の返済が停滞すると金融機関などから任意売却を提案されることが少なくありません。
任意売却を行うことを決断した場合、まずは任意売却について債権者からの同意を得る必要があります。この同意は全ての債権者に同意してもらう必要があります。債権者に任意売却に同意してもらえるように交渉する場合には直接債務者が説得することも良いですが、任意売却の専門家や弁護士に依頼して交渉してもらうことも一つの手段です。
そして、これと同時に不動産の価格を査定する必要があります。不動産の査定は不動産会社や不動産鑑定士に行ってもらうことが多いです。
債権者の同意を得ることができた場合には、売買契約締結に向けて動き出します。査定や債務者の意向をもとに決定した売却価格により購入者を募り、利害関係の一致する購入者と売買契約を締結します。購入者が見つからない場合には不動産会社や任意売却の専門家、弁護士などご相談することをお勧めします。
また、任意売却するものが居住用の建物である場合には代わりの居住建物を見つけなければなりません。
そのため、売却決定する前に債務者自身の居住建物を確保する必要があります。
売買契約が締結された場合、購入者からは代金を受領し、債務者は売主として目的物の引き渡し、権利証や登記移転義務などの履行を行う必要があります。これらが終了すると任意売却の一連の流れが終了します。
任意売却は特殊な売却形態です。ですので、任意売却の専門家に専門的なノウハウを教えてもらうことで精神的な不安が解消されたり、契約交渉を円滑に行うことができたりします。そのため、任意売却を検討されている場合には任意売却の専門家や弁護士に助言をしてもらうことをお勧めします。
里村総合法律事務所は任意売却について十分なノウハウを蓄積しております。
任意売却に関してお悩みの方は是非一度、当事務所までご相談ください。
02
当事務所が提供する基礎知識
-
原状回復の義務はどこ...
原状回復とは、契約期間が満了または終了した場合に賃貸目的物など契約の目的物を契約締結時の状態に戻すことを言いま […]
-
売掛金が回収できない...
売掛金の回収は、会社の円滑な経営において大きな役割を担うものです。しかし、時として売掛金の回収が遅延してしまう […]
-
賃料増額・減額請求
■不動産価格の変動等による賃料増額・減額請求の流れ賃料の増額・減額を請求する権利は、借地借家法32条により認め […]
-
社名やロゴなどの商標...
商標とは、事業者が自己の取り扱う商品やサービスなどを、他者のものと区別するために使用する識別標識(マーク)のこ […]
-
不当解雇での慰謝料・...
不当解雇の主張が認められ、解雇が無効になった場合、労働者ができる請求としては主に3種類あります。労働契約上の地 […]
-
高すぎる原状回復費用...
賃貸物件を退去する際に、非常に高額な原状回復費用を請求されたというケースがあります。原状回復のための費用は契約 […]
03
よく検索されるキーワード
04
弁護士紹介
弁護士里村 格(さとむら いたる)
大阪の東天満の里村総合法律事務所に所属する弁護士です。
誠実・丁寧・公正を心掛けて,ご依頼者様にとって有益で納得できる解決を目指します。
-
- 所属団体
- 大阪弁護士会
-
- 経歴
-
2010年 京都大学法学部 卒業
2012年 京都大学法科大学院 卒業
2014年 弁護士登録(大阪弁護士会)
-
- 執筆・監修
-
「三士業の実務がクロスする相続事案の解決力」 清文社 (共著)
覚書とは 契約書と念書の違い 必要なケースやメリットを紹介 (監修)
「1ヵ月後に退去して」大家から突然の退去勧告。立退料にも「そんな金が支払えるか!」と応じられず…。退去しなければならないのか?【弁護士が解説】 (監修)
-
- インタビュー
-
企業法務や労働問題、不動産・相続分野を手掛け、トラブルの解決をサポート 【マイベストプロ大阪】
弁護士をもっと身近な存在に感じてもらいたいーー。依頼者に寄り添い、誠実に対応することが問題解決への第一歩になる 【地域色彩】
05