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高すぎる原状回復費用に納得がいかない…どう対処したらいい?

2021.02.11

賃貸物件を退去する際に、非常に高額な原状回復費用を請求されたというケースがあります。
原状回復のための費用は契約締結時の敷金から充当されていくこととなりますが、あまりにも高額であった場合には別途支払いを請求されてしまう可能性もあります。
当記事では原状回復費用が高額であった場合の対処法について解説をしていきます。

原状回復費用が高額となる原因

賃貸借契約を解除し、退去をする際の原状回復義務については、借主側にあります。
原状回復とは、借りる前の状態に戻すことを指します。
その中で借主の力だけでは戻すことができない汚れや摩耗については、入居前に支払った敷金の中から修繕費用として差し引かれることとなります。

この原状回復費用が高くなってしまう要因はいくつかあります。

①消耗、破損、汚れが多い

通常の使用によって発生する消耗や破損、汚れを上回るような修繕箇所がある場合には、通常の修繕工事よりも高額になってしまうことが多いです。

基本的に経年劣化や通常消耗によるものに関しての原状回復は不要で、借主が原状回復費用を支払う必要もありません。
もっとも、借主側には賃貸した物件を契約またはその目的物の性質によって定まった用法に従って利用する義務があります。

そのため、通常利用による消耗、破損、汚れを上回るような修繕箇所がある場合には、原状回復のための費用負担が当然に発生することとなります。

②原状回復の範囲外まで請求されている可能性がある

実は、オーナーや管理会社の中には原状回復義務の範囲についての認識があまり明瞭でない方もいます。
上記でも触れたように、経年劣化による損傷の修繕費用まで含めてしまっているというケースもあります。
もっとも後述しますが、契約の内容によっては経年劣化の修繕も含めて借主の負担とされていることがあるため、その点については注意が必要となります。

原状回復費用が高額だと思ったときに確認すべき事項

退去費用が高いと感じた場合には、以下のような事項を確認することをおすすめします。
もちろん弁護士などの専門家に相談するのも一つの手段です。

①契約書の内容を確認

賃貸借契約の内容には、特約として入居者が原状回復費用を多く支払うような条項が設けられていることがあります。

この場合は法律ではなく、契約書の特約が優先されることとなるため、一部法で定められたものや行政が公開しているガイドラインなどが考慮されないことが多くあります。
それでもあまりに高額であると感じる場合には、契約書と見積書の内容を確認して、オーナーや管理会社と内容の確認をしましょう。

②原状回復の保険が適用されないかを確認

火災保険に加入している場合には、その保険の契約内容の中に借家人賠償保険も含まれており、その補償として原状回復費用に対応することが可能となっていることがあります。
もっとも、どの程度の範囲や金額で補償してもらうことができるかについては、保険の内容によって異なるため、一度確認しておくと良いでしょう。

③消費生活センターなどに相談をする

オーナーや管理会社と話し合いをしても納得ができないような場合や、そもそも話し合いにまともに応じてもらえないような場合、保険を用いても高額な場合などには、国民生活センターや自治体の消費生活センターに相談することも手段の一つです。

不動産問題は里村総合法律事務所にご相談ください

原状回復費用についてオーナーや管理会社と話し合いを行う際には、弁護士に依頼するのも一つの手段です。
専門家の視点で見積もりの内容を把握した上で、適正な原状回復費用の額を提示することで減額交渉のスムーズな進行が期待できます。

里村総合法律事務所では、原状回復を含めた敷金や強制退去などの賃貸物件に関するトラブルについても専門的に取り扱っておりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。

弁護士 里村 格

執筆者

梅田新道法律事務所 所属

弁護士里村 格

経歴

  • 2005年大阪府立北野高校 卒業
  • 2010年京都大学法学部 卒業
  • 2012年京都大学法科大学院 卒業
  • 2014年弁護士登録(大阪弁護士会)

所属団体

  • 大阪弁護士会

TEL06-6316-8824

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